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2006年10月 9日 (月)

踊る犬捜査線

5日木曜日のこと、ぐるぐるいろいろ考えてしまいました。
地震の被害に遭った子供は、地震の遊びをして気持ちの折り合いをつけて行くと言いますが、そんなところでしょうか。
5日のことを整理してみました。もう少しお付き合いください。
Happy End たったのでおちゃらけてても許してくださいね。


07:00頃:事件発生

いつものスクーター通勤、いつもの尻手黒川道路。
どの車も会社へ急ぎハイペース。
と、前の車が・・みなセンターラインへ蛇行して逃げています。
そこには、King of The Roadと化した、とっとっとっと走る雑種犬の姿が・・・

正直ぐらっと来ました。正直ぐるぐるしました。
My Heart Say・・・・
「通勤途中だし、見ないふりして通り過ぎれば・・・誰か助けてくれるよ・・・」
「今にも危ない状況を放っといて、犬飼いとして、ずっと後悔するぞ、そんな自分が許せるか?」
走る雑種犬の後姿が、哀愁をおびている。
助けてあげなくちゃ。

スクーターを並走させて、路肩へ寄せてリードをつかみ、スクーターを押して犬と一緒に歩道へ上がりました。

周りを見ても飼い主らしい人もいません。車道を車が通り過ぎて行くだけです。
「どこの子だろう。そうだ、カラーに名前は・・・・」
無い!!!!!

川崎の動物愛護センターも近いし、この高齢、このリードの古さ・・
捨てられたんじゃないだろうか・・・

*老犬になればなるほど、カラーとリードはぴかぴかにしよう。
 そして、必ず電話番号を記入しておくべきでしょう。

「どっか、繋いでおいたら、誰か世話してくれるだろうか?」
「だめだ、雨も降るだろうし、スクータに乗せて家へ帰ろう。」

スクーターのステップボードに乗せて、リードをフックに掛け、念のため左手でカラーをずっと持っていました。
老犬だったのが幸いして、大人しくステップボードに乗っています。

私の足の横から景色を見ています。どんな風に見えているのでしょう。
この場所は知っているの?、知らない風景が通りすぎているの?・・・

両足で挟んだ老犬の体温が私の足に伝わって来ました。
その時、ほんとに助けてあげて良かったと思いました。
最初助けたときは、正直、偽善?自己満足?

「この子の飼い主、見つからなかったら家で飼ってあげよう。」
「ずっと面倒見てあげるよ。」

*自宅にて、テラスのテントケージをシートで三方覆い、新聞紙を入れてフード100g、給水。これで体温が低下して衰弱死することはないでしょう。

08:35 捜査開始
会社到着

「初度捜査が重要だ。風化する前に動くのだ。」
「了解ですチーフ。しかし、仕事が・・・・身動きが取れません。」
「モバイルを使えモバイルを!394回線で協力要請。」
「そうでした。了解ですチーフ。」

09:00 394回線で協力要請。

べー捜査主任より手配完了。

竜警部より手配完了。
竜警部よりエージェントファーPへの協力待機中との連絡。
エージェントファーPは、地元の大手一流企業勤務、従業員数も多いし密度の濃い捜査網が引けます。とても心強い。

*ボーダーコリー等のドッグスポーツでの遠征をするような、一部の犬種でない限り活動範囲は狭いことでしょう。
地元の友達の協力、情報、助言は大変あり難いことでした。

Nao広域捜査官より、広域手配完了。
これにより
バンリ捜査本部設置。
ゆき捜査本部設置。
輪がどんどん広がっていきます。

*今のネット社会、ネットの知合いが以外に近くにいたり、遠くの人ととても親しくなったりという可能性は大です。
*活動範囲の狭い犬種であったとしても、お散歩コースが重なっている可能性は否定できません。犬関係に強いネットワークを持つお友達の協力はとても有り難いことです。

12:00捜査方針会議
迷子犬を保護した場合、動物保護センター、保健福祉センター、警察署へ届けるように川崎市のホームぺージは掲載しています。

通報したなら、強制収容されてしまうのか心配でした。
動物愛護センターへ収容されたら期限は数日です。

そこは、べーさんのコメントが助けてくれました。
Yokohama Dog Rescueさんのホームページの情報。
*仕事中に斜め読みしたのでポイントだけですが・・・
老犬でも捨て犬と考えてはいけない。
迷い犬として考えるべき。

保護した犬は、強制収容はされないということ。

「通報先を絞るのだ。」

*老犬であり、活動範囲は狭いはず。
糞を見ると、お散歩中にはぐれた可能性が高い、食事もちゃんともらっているはず。
*地図を見て、通報すべき公共機関を選択。

「しかし、所轄のメンツが・・・」
「今はメンツにこだわっている時ではない。ベー捜査主任の有力情報を生かすのだ。」
「スピードが重要だ。風化する前に動くのだ。」
「よしっ、本庁へ通報」

15:24「動物愛護センターへ通報」

動物愛護センターへメール
保護した場所、特徴を通報。
 携帯で撮った写真を添付。
 住所は強制収容が心配だったので番地抜き。
 名字と携帯電話の電話番号。


16:05 Contact
 動物愛護センターより電話。


「首輪とリードの特徴は同じ迷子の届け出が出ています。」
「雄?雌?」

急いで会社へ引き返したので、そこまで見てませんでした。

「それでは、飼い主さんから直接電話してもらいます。」

直ぐに電話があって・・・
「届け出を出した人が、仕事のようで携帯が繋がりません。
もうしばらく迷子犬を預かっておいてください。」

*個人情報保護法が障害に?
 届け出を出した人の電話番号と住所を教えてもらえれば単刀直入で早 いのですが・・・

その後、仕事で手が放せなくなって・・・
やばい、役所だから17:00には一度電話しなくちゃ。

17:12 電話・・・・連絡不能
動物愛護センターへ電話したら、ぜんぜん出ない。

「事件は役所で起こっているんじゃない!」
「犬飼いの間で起こっているんだ!!」


「終業時間だからってほんの数分で出ないのか?」
「未解決の案件があるのになんて無責任。」
電話したときには頭に来たのですが・・・・

動物愛護センターの職員は、迷子が飼い主さんの元へ帰るという話よりも、もっと多くの殺処分の話をしているのかもしれません。
ホームページを見ましたが、あと数日の期限の老犬が掲載されていました。
ある意味、無感覚にならなければやっていけないのかもしれません。
時間ぴったりに締めなければ嫌な話も多く来るのかもしれません。

 犬を飼っている人を犬飼いと言うならば、日本の犬飼いの文化が底上げされなければ、その中には良い犬飼いもいれば、自分たちの都合で殺処分にする悪い犬飼いも多いのでしょう。
行政の怠慢であるならば改善すべきですが、一担当者へ、保護者だからと一方的な意見で苦情を言うのはフェアで無い気がしたのです。

今日は家へ帰してあげられないかもしれない。

17:30 飼い主さん
仕事中に携帯電話がなりました。
「あのぉ、犬を保護していただいてる方ですか?」
「そうですが、青い首輪に紺のリードで間違いないですか?」
「間違いありません。写真も見ました。」


「Good Job! 本庁もたまにはやるじゃないか。」

*動物愛護センターから、写真を送付していたようです。
飼い主の特定は慎重にすべきでしょう。


「それでは会社から帰ったら、連れていきます。」
「住所を教えてください。」

19:24 ゴンちゃん家へ帰る。

自宅へはスクーターで帰りました。
朝は降っていなかった雨がどしゃぶりです。
家に着いたとき・・・・
雨の中、辺りは真っ暗です。老犬の悲しい鳴き声がしていました。
ワンワンとは鳴かずに遠ぼえのような鳴き方です。

もう家へ帰れるよ。車を出すから待っててね。
老犬を抱き上げて、車の中のバリケンへ入れました。
まだ、悲しい声で鳴いています。

*良き隣人。
出かける前、隣の家へ迷子犬を保護して、一日鳴き続けたお詫びをし、飼い主へ送り届ける旨伝えました。
隣のおっちゃんは
「鳴き声、問題ないよ~。」と言ってくれました。

19:44 飼い主さん。
カーナビに飼い主さんの番地を入れ、老犬を乗せた車は雨の中を走ります。
近くで電話、道が狭く複雑なため、飼い主さんに広いところまで出てきてもらうことに・・・
なかなか来ません・・・・

思っていた場所と違っていたようです。
携帯へ電話してみました。
出ない・・・・

*今回、携帯電話は非常に重要な役割を果たしました。
ネットへの捜索願いのアップ。
動物愛護センターとの連絡。
最後の最後まで携帯は手放さないほうが良いようです。

電話がかかってきました。
「すいません。慌てて携帯を家において出てしまいました。」

その後、飼い主さんと会うことが出来ました。

目印の小川沿いに車を止めてハザードランプを点滅。
どしゃぶりの雨の中、傘を差した主婦の方が走ってきます。

あんまり無責任な飼い主なら連れてかえろう。

老犬は飼い主と分かったようです。
身を寄せています。

「朝、散歩をしていて、おしっこをしたので水を流そうとしてリードを縛っていたのですが、解けてしまって・・・」
「追いかけたのですが、見つからなくて・・・」
「警察とかにも連絡したのですが、仕事にも行かなければならなくて・・

自分の飼い犬を心配する。主婦の方でした。
老犬への愛情が感じられました。

老犬でも、捨て犬では無くて、迷い犬として考えるべき・・・
ずばり、正解でした。

雨もひどかったので、話も少ししかしませんでしたが・・・

「名前はゴン。子供が付けました。」
「15歳です。」
「一緒に飼っていた犬がいたのですが、その犬も歳で死んでしまい。ゴンもぼけてしまったようで・・・若ければ自分で帰ってこれたのに・・」
「ずっと外飼いです。」

「仲間がパソコンにゴンちゃんのことを掲載してくれています。」
と話したのですが、パソコンをしないお家なのでと言うことでした。
替わって御礼申し上げます。

ご心配いただいた皆様、有り難うございました。

こんなに親身になってくれるお友達が出来て幸せです。
そんな、きっかけをつくってくれた愛犬にも多謝。


********************************************************



上の文は、ゴンちゃんを保護した犬飼いさんが
今回の顛末記をとある場所にアップしたものです

ご協力頂いたお友達の事等が
書いてあります

とある場所とは394です
限られた方しか見ることが出来ない場所ですので
今回ゴンちゃんを保護した犬飼さんに了解を得て
此処にコピペさせていただくことにしました。





ご協力してくれた方々に私からも感謝です




ありがとうございました!!

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コメント

*みなちちゃん*


確かに・・・
保護保護って言うとかなり簡単ですけど
実際に保護するのは大変なんですよね


その子が人になれてなければ捕まらないし
犬を知らなければ却って怖がらせてしまったり、危ない目に遭わせてしまったりです


特に危ないのが交通事故で
下手に車道に飛び出しちゃうと危ないですよね。


保護話とは無関係ですが
お散歩中に歩道で
ネコを見つけたりするとかなり緊張します


ビックリさせて車道にネコが行ってしまわないようにとか☆


みなちさんが見かけたワンちゃんも
お家に帰れてると良いのだけど・・・・
これから寒くなるし車の怖さを知らなそうだから心配ですよね

楽観的に考えれば
昔で言う自由散歩だと良いのだけど。

私もそのワンちゃんが無事に帰れるように祈ってます!!

投稿: naoko | 2006年10月11日 (水) 01時21分

良かった♪飼い主さん見つかって。。。
でも、凄い!保護できるなんて尊敬☆

あのね、先日みなちも暴走してるワンコを
買い物帰りに目撃したんです。
しかも、おもいっきり、車道を突っ走ってました!^^;
その華麗な走りにぼ~ぜん。。。
見事な走りっぷりでした。。。^^;
保護!って言葉が頭によぎったんですが
運悪く、みなちと逆の方に通過していったので、捕まえる時間もなかった。。。^^;
ビュ~ン!んと見えなくなってしまった。。
そのこは今どうなってしまったんだろうって
頭から離れません。。。

リ~ド付いてなかったから、
家から脱走したような感じ。。。

でも、ほんと、あの車道をあんな速さで
走ってて、車にぶつからないっていうのが
奇跡!
丁度車さんは信号待ちで動いてなかったからね。。。^^
あれで、車動いてたら、そこの現場は
大変なことになってたんだろうと
想像すると怖い。。。

naoko捜査員ご苦労様でした☆^^

投稿: みなち | 2006年10月10日 (火) 23時43分

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